紙で作成・回収・集計をしている学校評価アンケートをWEB化
教育現場の大幅な負担軽減だけでなく、保護者の利便性向上や回答率向上に繋がる取り組み
ネットリテラシー教育・学校プログラミング教育を手がける株式会社教育ネット(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:大笹いづみ、以下「教育ネット」)と、AI電子申請ソリューションを開発する株式会社ミラボ(本社:東京都千代田区、代表取締役:谷川一也、以下「ミラボ」)は、「学校評価アンケート」の回答率向上、集計作業の負担軽減を実現するため、ミラボが提供しているAI OCR電子化・電子申請サービス「+Focus(プラスフォーカス)」を活用した、学校評価アンケートのWEB化を実施する無料モニター校の募集を開始します。
教育現場が抱える課題の解決に向けた取り組み
毎年実施される学校評価アンケートについて、大半の学校では紙で回収しており、作成や配布、回収や集計作業に追われ、大きな負担となっています。また、保護者からも、時流に沿って、WEB(PC・スマートフォン)からの回答はできないのか、という声も多く寄せられています。こういった課題の解決をするべく、教育現場の課題解決を実施している教育ネット、自治体を中心に紙書類の電子化を実施しているミラボが、共同で学校評価アンケートのWEB化と教育現場の負担軽減に向けたサービス提供をしています。
教育ネット×ミラボで実現できること
学校評価アンケートのWEB化だけでなく、従来の紙アンケートについても併用ができ、現在の体制を大きく崩すことなく、教育現場の負担軽減を実現します。
▼全体図および各役割について
WEB回答だけでなく、従来通り紙で配布・回収も可能です。回収したアンケートはAI-OCRを活用してデータ化、両データ(紙・WEB)を1つのシステムで管理・集計をすることで、紙で提出したい、WEBから回答したい、両方のニーズに応えることができ、学校現場に負担をかけることなく、集計まで実施いたします。最終的に、紙とWEBの回答数、各項目の回答結果など、集計結果データを提供します。
WEB化による効果
両者でサポートをしている小学校(対象人数が約600人)にて、紙とWEBで学校評価アンケートを実施した際、児童、保護者、教職員、合わせて回答率が92%となりました。
特に、WEB回答では、開始から3日間で全体の62%に達し、回答がしやすい、便利、といったお声を頂戴しました。
学校評価アンケートWEB化 無料モニターについて
- 対象 :学校評価アンケートを紙書類で配布・回収・集計をしている学校
- 期間 :1年間
- 条件 :実証結果の事例公開(学校名、人数、回答率などの各種データ、インタビュー協力)
- 募集数:3校まで
- その他 :児童・保護者・教職員(紙とWEBの併用)のアンケートを想定
- 〆切 :2021年2月末日まで
- 応募方法: info@edu-net.co.jp までメールにてご連絡ください。
自治体名、学校名、担当者のお名前をいただき、表題を「学校評価モニター応募」とご記入ください。
担当より、折り返しご連絡させていただきます。
※応募多数の場合、教育ネットおよびミラボにて協議の上、決定いたします。
尚、協議内容については、非公開となります。予めご了承ください。
募集背景
新型コロナウイルスの影響から、様々な現場で「DX(Digital transformation、デジタルトランスフォーメーション)化」が求められています。今まで紙で扱っていた書類の電子化やWEB化、紙で提出していた書類を電子申請化するなど、一般企業だけでなく、自治体や教育現場においても、同様の動きが加速しています。
教育ネットとミラボでは、2018年から共同で推進していた「学校評価アンケートの改善」に向けて、意見交換と技術開発を進め、23区の学校向けに、学校評価アンケートのWEB化を進めてまいりました。
回答率の向上や集計作業の負担軽減といった成果が見られるものの、まだまだ改善の余地があると考え、今回「無料モニター校の募集」をすることで、さらなる利便性向上、教育現場の負担軽減を目指してまいります。