2024年2月に実施された第3回文部科学省 デジタル学習基盤特別委員会では、キーボードによる日本語入力スキルのKPI(中間目標)が検討され、2026年には小学生 40文字/分、中学生 60文字/分の入力スキルが求められる見込みです。
*出典
文部科学省:デジタル学習基盤特別委員会(第3回)配布資料 /教育DXに係るKPIの方向性等について
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/093/siryo/mext_01674.html
これまでに日本全国の延べ44,687人の児童生徒が参加した「らっこたん」を使用した「タイピングスキル検定(旧全国統一タイピングスキル調査)」の日本語入力スキルを見てみると2026年KPI相当を超える入力文字数の割合は小学生で23.3%、中学生で7.0%でした。
※文部科学省では漢字を含む文章で調査が行われていますが、弊社の情報活用能力検定では、全文がひらがなで調査を行っています。文部科学省が提唱するKPIと比較するため、文部科学省で使用された例文をひらがなにした場合の文字数を基準値とし、検定参加者内でのKPI到達度を算出しています。
タイピングスキルを向上させるためには正しいホームポジションを意識し、タッチタイピングを習得することが重要です。本プロジェクトに参加することで小中学生に日常的にタイピング練習を行う環境を提供し、教職員は児童生徒のタイピングスキルや日々の学習の様子をリアルタイムで確認することができます。
〈 全国実証 〉タッチタイピングプロジェクト 説明会
本プロジェクト開始にあたり、4月22日(月)から26日(金)にかけてオンライン説明会を開催し、クラウド型デジタルAI教材「らっこたん」のご紹介および本プロジェクトの概要をご説明します。
日時:
① 4月22日(月) 16:00-16:30
② 4月23日(火) 16:00-16:30
③ 4月24日(水) 16:00-16:30
④ 4月25日(木) 16:00-16:30
⑤ 4月26日(金) 16:00-16:30
開催方法:
オンライン(Zoomを利用)
対象:
教職員・教育委員会の方 ※企業の方の参加はお断りさせていただく場合がございます。
主な内容:
・クラウド型デジタルAI教材「らっこたん」のご紹介
・「〈 全国実証 〉タッチタイピングプロジェクト」のご説明
参加方法:
事前に以下お申し込みフォームよりお申し込みください。
https://n-edu-net.com/p/r/AaZTyDyS
※セキュリティ面を考慮して、事前申し込みとさせていただきます。
※参加日前日までにZoomのURLをご案内致します。
「〈 全国実証 〉タッチタイピングプロジェクト」について
Webサイト: https://edu-net.co.jp/rakkotan_p2024
参加申込みフォーム:https://contact.edu-net.work/page_20210916013512
クラウド型デジタルAI教材「らっこたん」について
概要
らっこたんとは、「株式会社 教育ネット」と「株式会社 ミラボ」が共同で開発している、情報活用能力を身につけることができるクラウド型デジタル教材です。AIを活用して、タイピングや情報活用に伴う基本的な知識を効率的に習得することができます。
特にタイピングでは、9年間の学習状況を教員がリアルタイムで確認できるため、効率的な指導が可能になります。
また、子どもたちが楽しく続けられる工夫もあり、日々の学習の中でタイピングスキルを始めとした情報活用能力を身につけることを目的としています。
主な機能と身につくスキル
・タイピング練習(タイピングスキル)
タイピング練習を通じて、学習の基盤となる能力として重要なタイピングスキルを楽しみながら 身につけることができます。教科と連携した練習コンテンツで、子どもたちは学習しながらタイピングスキルを伸ばすことを目的としています。また、独自のAIシステムで各個人の間違えやすい問題の再出題や学習状況の記録ができます。
・クイズ(情報活用能力全般)
情報モラル・セキュリティを始めとした、情報活用に必要な基本的な知識を学ぶことができます。
情報収集の方法(インタビューやグラフの読み取り方)や情報発信の仕方(発表の際の注意点やWeb等で発信する際の注意点)なども、クイズ形式で楽しく学ぶことができます。
※学習指導要領・情報活用能力の体系表例に対応
開発背景
文部科学省のGIGAスクール構想の推進により、小学校と中学校で1人1台の学習用情報端末(パソコンやタブレットなど)が整備されました。端末を活用した学習を進めるにあたって、従来の「読み」「書き」と同様に『タイピングスキル』の習得が、重要視されています。
しかしながら、授業内でタイピングの練習時間を確保することが難しく、また学校・教員が個人のスキルや学習状況を9年間の体系的なデータとして把握できないといった課題があります。
このような課題を解決するために、独自のAIシステムを持つ「株式会社 ミラボ」と、学校現場に向けた情報モラルやプログラミング教材を得意とする「株式会社 教育ネット」が共同で、教育現場のニーズに基づく「らっこたん」を開発いたしました。