「飛騨市障がい者支援アプリ」導入背景
同市では、2022年5月25日に公布・施行された「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法(仮)*1」の考えをいち早く取り入れ、障害のある方々が 必要な情報・サービスをいつでも取得できる・利用できる環境を整えるために、同アプリを導入する運びとなりました。
内閣府が推進する「デジタル田園都市国家構想推進交付金 *2」を活用し、ミラボが開発する「障害者支援アプリ」をベースに、飛騨市オリジナルアプリとしてリリースしました。
*1:障害者による情報の取得利用・意思疎通に係る施策の推進 / 障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jouhousyutoku.html
*2:デジタル田園都市国家構想推進交付金
https://www.chisou.go.jp/sousei/about/mirai/policy/policy1.html
「飛騨市障がい者支援アプリ」概要
ダウンロード方法
アプリ名:飛騨市障がい者支援アプリ
配信日:2023年12月5日
アプリ:App Store、Google Playで「飛騨市障がい者支援アプリ」を検索
(対応OS:iOS 14.0以降、Android 4.4以上)
Webブラウザ:https://lg-pwd.jp/home?citycode=212172
お問い合わせ先(飛騨市にお住まいの方)
飛騨市 総合福祉課 アプリ担当 TEL: 0577-73-7483
主な機能
・一人一人のニーズに合わせた「お知らせ配信」
これまでは 同市ホームページへの掲載や郵送で送付していた自治体からのお知らせを、アプリ内で配信することで、スピーディーな情報提供が可能となります。
また、配信対象者を条件で絞り込むことで、一人一人に合わせた情報をお届けすることができます。利用者は自身に必要な情報を優先して取得できるため、利便性向上につながるとともに、情報が行き届かないことが原因で 利用につながりづらい支援施策やイベントなどの認知向上にもつながります。
・「障がい者支援情報」デジタル化・絞り込み検索
冊子で配布している「障がい者支援情報」の情報を、対象区分・障害等級・目次などの条件で絞り込み検索し、特性や目的に応じた情報を簡単に確認することができます。また、同冊子の改訂にあわせて更新するため、最新情報をスマートフォンでいつでも確認できます。
・デジタル障害者手帳「ミライロID」連携
同アプリからワンタップで、デジタル障害者手帳「ミライロID」を表示できます。
スマートフォンやタブレットを活用することで、障害者手帳の携帯が便利になります。
・アンケート機能
アプリを通して自治体からのアンケートにスマートフォン上で簡単に回答ができます。
飛騨市障がい者支援アプリ 事業者向け説明会を開催しました
本アプリリリースに伴い、2023年12月5日 飛騨市役所にて 福祉関連事業者を対象とした 説明会を開催いたしました。20名以上の方々にご参加いただき、飛騨市 市民福祉部 都竹 信也 次長よりアプリ導入に関する経緯や、ミラボ 福祉サービスチーム 森よりアプリのダウンロード方法・各種機能の利用方法などをご紹介しました。
参加者の方々からは「それぞれの障害等級に応じたサービス内容がすぐに検索できるので便利そう」といったアプリに関する感想から、「障がいのある人たちが気軽に外出できるように、市内のバリアフリー情報がもっと広まるといい」、「就労支援につながる機能やサービスがあると嬉しい」など、今後のアップデートに関する期待感や具体的なご要望をお寄せいただきました。事業者の皆様、飛騨市の皆様、アプリ開発を行うミラボの三者で直接情報交換ができる有意義な場となりました。
飛騨市 都竹淳也 市長 / 市民福祉部 都竹信也 次長より
飛騨市 都竹淳也 市長より
アプリ導入決定の発表 (*3)から約半年間の準備期間を経て、ようやくリリースの日を迎えることができました。説明会で事業者の皆様からお寄せいただいたお声はもちろんのこと、今度もアプリをご利用いただく方々のご要望を参考にアップデートを重ね、「飛騨市障がい者支援アプリ」を通して、市民の方々がより便利に過ごしやすい社会となることを期待しております。
また、本アプリの導入は、全国で4例目、東海地方では初導入となります。飛騨市が先駆者となり「障害者支援アプリ」を導入することで、障害福祉サービス分野のデジタル化を推進し利便性を向上できればと思っております。
*3:2023年6月14日:ミラボの「障害者支援アプリ」が、東海地方 初導入決定!岐阜県飛騨市で、2023年12月より提供開始予定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000068399.html
飛騨市 市民福祉部 都竹信也 次長より
障がい福祉は飛騨市政の最重点支援に位置付けられています。障がいをお持ちの方が行政サービスの情報やイベント情報をいつでもどこからでも伝えられるようにするため本アプリを開発するようにいたしました。現在のアプリの機能はまだまだ不十分なところもあるためアプリ使用者の方とともに作り上げていきたいと思います。
「障害者支援アプリ」とは
「障害者支援アプリ」は、自治体からのお知らせ配信・オンライン予約・デジタル障害者手帳「ミライロID」連携など、障害者支援に関わる様々な機能を備えた自治体向けサービスです。
対象者を絞り込み配信する「お知らせ配信」や、各自治体の既存ルールや条件に合わせた「オンライン予約」など、これまでアナログで行っていたサービスをデジタル化することで、利用者である障害のある方や介助者(以下利用者)の利便性向上と共に、サポートをする自治体や支援施設職員の業務効率化を実現します。
主な機能(自治体により導入機能は一部異なります)
・お知らせ配信・プッシュ通知
・オンライン予約
・ミライロID連携
・障害福祉案内冊子のデジタル化・絞り込み検索
・施設・窓口 検索
・バリアフリーマップ
・サポートファイル
・バス無料乗車券
・アンケート
・アクセシビリティ対応
導入事例
・東京都 港区 みなと障害者支援アプリ
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000068399.html
みなと障害者支援アプリ(ブラウザ版):https://lg-pwd.jp/home?citycode=131032
・神奈川県 茅ヶ崎市 ちがさき障がい者支援アプリ
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000068399.html
ちがさき障がい者支援アプリ(ブラウザ版):https://lg-pwd.jp/home?citycode=142077
・東京都 江戸川区 ミライク -MIRAIKU-
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000068399.html
ミライク -MIRAIKU-(ブラウザ版):https://lg-pwd.jp/home?citycode=131237
※障害者表記について
WEBサイトおよびアプリケーションで、視覚障害を抱える方が「スクリーンリーダー」を利用した際、「障がい者」という表記が「さわりがいしゃ」と認識されるケースがあるため、「障害者」という表記に統一をしております。(自治体に提供するアプリケーション名称・一部サービス名称を除く)