2022年8月18日

神奈川県茅ヶ崎市で、障害者支援アプリ「ちがさき 障がい者支援アプリ(仮称)」の提供が決定しました


ミラボが開発する「障害者支援アプリ」が、神奈川県茅ヶ崎市に導入され、「ちがさき 障がい者支援アプリ(仮称)」として、2023年1月(予定)に提供を開始することが決定しました。

「障害者支援アプリ」とは

「障害者支援アプリ」は、自治体からのお知らせ配信・オンライン予約・デジタル障害者手帳「ミライロID」連携など、障害者支援に関わる様々な機能を備えた自治体向けサービスです。

対象者を絞り込み配信する「お知らせ配信」や、各自治体の既存ルールや条件に合わせた「オンライン予約」など、これまでアナログで行っていたサービスをデジタル化することで、利用者である障害のある方や介助者(以下利用者)の利便性向上と共に、サポートをする自治体や支援施設職員の業務効率化を実現します。

導入背景

同市では、2022年5月25日に公布・施行された「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法(仮)*1」の考えをいち早く取り入れ、障害のある方々が 必要な情報・サービスをいつでも取得できる・利用できる環境を整えるために、同アプリを導入する運びとなりました。

内閣府が推進する「デジタル田園都市国家構想推進交付金 *2」を活用し、ミラボが開発する「障害者支援アプリ」をベースに、同市のニーズに基づいた新機能「福祉案内冊子の表示機能」「各施設情報・空き状況の表示機能」「防災情報および災害連絡機能」を備えた、茅ヶ崎市オリジナルアプリとしての提供を予定しています。

*1:障害者による情報の取得利用・意思疎通に係る施策の推進
障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法(仮) https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jouhousyutoku.html
*2:デジタル田園都市国家構想推進交付金 https://www.chisou.go.jp/sousei/about/mirai/policy/policy1.html

主な機能と課題解決

■ 一人一人のニーズに合わせた「お知らせ配信」

これまでは 同市ホームページへの掲載や郵送で送付していた自治体からのお知らせを、アプリ内で配信することで、スピーディーな情報提供が可能となります。

また、配信対象者を条件で絞り込むことで、一人一人に合わせた情報をお届けすることができます。利用者は自身に必要な情報を優先して取得できるため、利便性向上につながるとともに、情報が行き届かないことが原因で 利用に繋がりづらい支援施策やイベントなどの認知向上にも繋がります。

■ デジタル障害者手帳「ミライロID」連携

同アプリからワンタップで、デジタル障害者手帳「ミライロID」を表示できます。 スマートフォンやタブレットを活用することで、障害者手帳の携帯が便利になります。

■ いつでも確認できる「障がい福祉あんないのデジタル化」 *新機能

冊子で配布している「障がい福祉のあんない」をアプリ内で、いつでも確認することができます。
デジタル化することで、冊子内のワード検索やズームが可能となり、様々な特性にあわせてご活用いただくことができます。

■ 障害福祉サービス等 各施設情報・空き状況 表示機能 *新機能

放課後等デイサービス、生活介護、グループホーム等の各施設の基本情報や空き状況をアプリ内で確認ができます。
これまで各施設の空き状況は1件1件電話で確認しており、利用者・施設職員共に手間がかかり、非効率な状況が続いていました。このような課題を解決するために、今回同市の運用方法にあわせて、新たに開発いたします。

■ 防災情報および災害連絡機能 *新機能

災害時、アプリ内で防災情報の配信や対象者の安否確認ができます。
これまでは、自治体職員から障害のある方一人一人へ状況に応じて電話で安否確認や必要情報の提供をしており、職員自身の身の安全を確保しながら迅速にフォローすることが難しい状況でした。このような課題を解決するために、アプリ上で簡単に回答できる安否確認機能を新たに開発し、助けを必要としている方のフォローができる体制を整えます。

「障害者支援アプリ」導入を検討されている自治体様へ

個別説明会も随時実施しておりますので、お気軽にお問合せください。

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※障害者表記について
WEBサイトおよびアプリケーションで、視覚障害を抱える方が「スクリーンリーダー」を利用した際、「障がい者」という表記が「さわりがいしゃ」と認識されるケースがあるため、「障害者」という表記に統一をしております。(自治体に提供するアプリケーション名称・一部サービス名称を除く)